【要注意】高1・高2生の模試の合否判定【2段階下がる】
10月になりました。
高2生はあと半年で高3です。いよいよ受験生になります。
学校で模試を受けていると思いますが、
今日は高1・高2ならではの合否判定の注意点について
お伝えしようと思います。
結論から申し上げますと、
「高3生になったら、判定は2段階下がります!」
(例:B判定→D判定など)
以下、その理由をご説明いたします。
高1・高2の模試の志望校判定は基本的に相対評価で判定されます。
高3生が受ける模試のように、実際の試験と一緒の範囲や難易度であれば、
絶対評価で正確に判定ができます(換算得点;模試の難易度を微調整して再計算した点数を用いて)。
しかし、学習内容に準じて行われる高1・高2の模試ではそれができません。
ではどうするかというと、
受験者全体の中でどれくらいの位置にいるのか(模試受験者内での偏差値)ということが、
志望校判定の大きな決定要素となります。
模試の点数で判定が出ている場合も、
模試の難易度のばらつきを微調整し、
判定ライン(何点以上がA判定か、など)を計算する際には当然加味されます。
よって、相対評価の要素が強いものになります。
そこで考えなくてはいけないのが、
私立中高一貫生や浪人生の存在です。
私立中高一貫生は県立高校とは学習進度が違って早く、
高1、高2向けの模試を受けていない場合が多くあります。
また、浪人生が高1、高2向け模試を受けることは、当然ほぼありません。
つまり、上位生である私立中高一貫生や浪人生は母数に含まれていないのです!
高3生になると、彼ら、彼女らが模試に加わります。
おのずと相対的な評価は下がってしまいます。
(冒頭で、高3の模試の判定は絶対評価の側面が強いとお伝えしましたが、
模試の難易度を微調整して点数を計算する際には、
全受験者の平均点などが考慮されるため、
相対評価の側面は完全に無視できません。)
そして、高3生になったら突然、
「判定が2段階下がった!」
という現象が多発します。
計画的に勉強してきて良い判定を維持してきたのに、これはショックですよね。
この現実はさくらアカデミー生には、常々言ってきています。
早くに知っていれば、ショックも大きくないですし、
何より前もって学習の量を増やすなど対策ができますからね。
大学受験は情報量もとても大事です。
さくらアカデミー高校部には、大学受験に長く携わってきたベテランスタッフが、
情報提供をいたします。
大学受験でお困りのことがあれば、ぜひ一度、ご相談にお越しください。