「勉強する」ってどういうこと?
大半の皆さんは誰かから「勉強しなさい」と言われたことがあると思いますが、
「勉強する」というのはどういう行動のことをいうのでしょう?
そこにはいろいろな答えがあるかもしれませんが、
私は「今自分ができていないことをできるようにすること」だと思っています。
机に向かって問題集を解いていると勉強している感覚になりますが、
もしそれがもうすでに自分ができるようになっている問題ばかりのものであれば、
言い方は悪いですがそれは勉強ではなく時間の無駄使いです。
また、問題集をといて終わり・丸付けをして終わりの場合も勉強にはなっていないと思います。
「問題を解く⇒
丸付けをして自分ができていないところ(×になったところ)を見つける⇒
そのやり方を確認して正しい知識を手に入れる」
この1セットで初めて勉強をしたといえるでしょう。
たぶん大半の人は問題を解くというところに一番時間がかかると思うし、
その行動が勉強だと思い丸付けなどはおまけだと思っていると思いますが、
一番大切なのは「×だったところの確認作業」です。
丸付けや確認作業などは、
問題を解く作業よりもずっと時間がかからない作業ですよね?
もしかしたらものの5分で終わってしまう作業です。
せっかく問題を解くのに30分とか長い時間をかけたとして、
丸付け・確認の5分をめんどくさがってその時間を意味のないものにしてしまいますか?
勉強に時間をかけるのは大切なことですが、
自分の能力をのばすのに効果的なやり方を理解して実行することで、
せっかく費やす時間ならより効率のよいものにしましょう。
芳賀 貴