間違った学習法②
みなさんこんにちは。さくらアカデミーの上田です。
さくらアカデミーでは小学生・中学生・高校生対象の進学塾です。
前回は、間違った学習法が広まる理由が2つあり、一つ目を紹介しました。
今回は理由の二つ目です。
それは「1%の例外的な天才を信じてしまうこと」です。
高校の先輩に「数学は教科書を読んだだけで筑波大学に合格しました」という人がいました。その後、多くの周りの人が「教科書だけでいいんだ!参考書などやるな!」「教科書だけで受かる!」言い始めました。
たしかにそのやり方で成功する人もいるかもしれませんが、しかし普通は違います。
一般的な受験生は、まず教科書で基礎を学んだ後に、その大学に適した問題集を活用し、反復して地道に演習を積み、必要な学力の準備をしていくのです。それが正しい受験対策です。
教科書はもちろん重要です。しかし、それだけで合格できるのは、極めてまれなケースです。問題集も併用し、しっかり演習を積むべきだと本当は教師がきちんと説明すべきなのです。
1回だけ、1人にだけ起こったような事例を、化学の世界では「サンプル数1」というそうです。「サンプル数1」というのは、統計において、価値がないに等しいデータです。にもかかわらず、なぜか学習法については、一見聞こえの良い「サンプル数1」事例が正しいとされ、広まってしまうことが多いのです。
「1%の例外」は「99%の普通の生徒」に対して有効な学習法ではありません。
ですので、このブログでは「99%の普通の生徒」の皆さんがそろって成績を伸ばせる学習法をお伝えしていきますね。
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