レベルアップには模擬試験が重要!
今年度の入試も終盤戦に入ってきました。
言い換えれば新小6、中3、高3の戦いが始まる時期とも取れます。
このタイミングでぜひ模擬試験の大切さ、
受け方についてお話しさせてください。
特に中高生はどうしても学校の定期テストの方を強く意識してしまいますが、
入試の点数に直結するのは模試の方です。
定期テストは多少範囲が広くても、
3~4週間きちんと勉強時間をとるとほぼ完全に範囲内の準備は可能です。
このコツや習慣が身についているのが毎回450点前後を取れている子たちです。
しかし模擬試験は基本的に「今までの内容全部」という範囲になっているので、
学年・時期が進むにつれて内容がどんどん増えます。
そんな中ですべてを準備するのは不可能なので、
自分にどこが漏れているか把握してそれをピンポイントに復習する必要があります。
また試験を受けることによって漏れが見えてくると考えることもできます。
この漏れの把握とその対処というのが入試に直結する勉強になります。
全てが完璧にマスターできている人間は存在しません。
特に受験期は今まで解いたことがない問題を解くのも重要ですが、
常に自分の漏れを意識して、気づいたら即つぶすという作業が必要です。
その最も効率の良い方法が、
①自分なりにできる準備をして模試を受ける。
②解いている最中、自己採点中に気づいた漏れを即日(最悪翌日)つぶす。
③成績表が返ってきたら受験生全体と比べて得点率の低い単元を復習する。
という習慣をつけることです。
また弱点を見つけるという意味では100点を余裕で取れる模試は受ける価値がないので、
高得点が取れるようになったらよりハイレベルな模試にトライするようにしましょう。
勉強はすべて希望する結果につなげるための手段です。
悪い点数が出るのが嫌だから模試は嫌いという人もいるかも知れませんが、
今悪い結果を見ておくことが将来希望する結果を手に入れるための武器になります。
せっかくの模擬試験を無駄にしないよう、
受けた後の確認作業を最優先として自分の弱点を一つでも多くつぶしていきましょう。